名前

ロクサーヌ

キャッチフレーズ

麗しく恐ろしい秘書

名言

紹介文

 ビッグブラザーの秘書。猛禽族と人間とのハーフであり、サイコキネシスや空中浮遊やテレパシーなどの猛禽族の基本的な能力は持たない。その代わり、中枢神経系を変性させ破壊する非常に攻撃的な魔力を持っている。そのため秘書でありながらボスを守るための戦闘も行う。  一方、性格は非常に真面目で型物で穏やかである。来客に茶と菓子を出すことが好きである。

レーダーチャート
項目名 ポイント

1

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4

5

パーソナルデータ

性別

男性 ヘテロセクシャル

年齢

不詳。おそらく成人している。

生年月日

出身地

15歳まで猛禽族と人間のハーフの子供を保護する施設に住んでいた。

血液型

職業・所属

「オーウェル」のボスの秘書。ボスを守るためには戦闘も行う。

一人称

私、僕

性体験の有無

なし。 雑種である彼が人間や猛禽族との間に子をなせないことが、人間と猛禽族を生物学的に分ける根拠の一つとなる。

口調

丁寧語で話す。

本名

清水遥(しみずはるか) 「遥」という時には限りなく続いていくという意味が込められている。混血児は短命で子孫をのこせないことを両親は知っていたが、それでも彼の未来が続いていくことを願った。 また、女性名を男性につけることは死を遠ざけるという。

外見的特徴

身長・体重

身長:175cm 体重:65kg

髪の色・髪型

やわらかな猫毛の真っ直ぐな黒髪。腰のあたりまで伸ばしている。サイドはみぞおちまでで切られている。 ビッグブラザーが過去に一度言ったカツラを作ってくれるのかな?という冗談を真に受けてから髪を伸ばすようになり、そこから気に入って腰まで伸ばしてしまった。人間よりも頭髪が伸びやすいらしい。

ファッション・こだわり

ファッションに自発的なこだわりがなく、ビッグブラザーがわたしたベストを着用している。清潔感には強いこだわりがあり、きちんとした格好を好む。 下着にもこだわりがなく、地味な色のボクサーパンツをはいている。 ビッグブラザーの高級思考に影響を受け、革張りの手帳や高級文具を好むようになった。

チャームポイント

長いまつげや綺麗な肌。父親はごく一般的な大和民族だが、猛禽族の母親は美しいことで知られるヘビクイワシ種である。ロクサーヌ本人も「母親似」と豪語している。

外見的コンプレックス

体つき

平均的な若い男性の身体だったが、ビッグブラザーを守るために鍛え始めた。だが多忙のためうまくいかず、ジゥウェイやクヌートのような逞しい身体に憧れている。 また、運動をすることで、いつ訪れるかわからない病魔に備えている。

内面的特徴

好きなもの

ゆったりとした時間を好み、なにかを飲みながらの読書をすると幸福を感じる。

嫌いなもの

ゴキブリ。ゴキブリははしご形神経系を持つため、ロクサーヌの「中枢神経を変性・破壊する能力」を受けない。

怖いもの

病気。ロクサーヌのような猛禽族と人間のハーフは長生きした例が少なく、彼自身も自分がいつまで苦労なく生命活動ができるかはわからない。 特にビッグブラザーより先に自分が死に、最期まで守れないことを怖れている。

夢・願望

ビッグブラザーが穏やかに最期を迎えることを願っている。

口癖

信条

幼い頃に天上の存在を信じ、善い行いを重ねていった。その信仰心は「オーウェル」でビッグブラザーへの狂信に変わる。 真面目で真っ直ぐな感情的態度と裏腹に、不道徳とも取れるような感情を無意味と考える冷たさがある。 不自由で自身や仲間の死がすぐそこにあった幼少期が彼をニヒリストに育ててしまったのだ。

死生観について

病気を恐れて入るが「死ぬときは死ぬ」と他人に対しても自分に対しても割り切っているが、ビッグブラザーの命には執着している。

ヒトについてどう思うか

そもそも自分がヒトなのか猛禽族なのかがわからない。どちらとも言えないのかもしれない。ただ、ヒトも猛禽族も味方とは思っていない。

ショートエピソード

「オーウェル」に来るまでのエピソード

 両親はハーフの彼に先天性の病気があることや発症することを怖れて、猛禽族と人間のハーフの子供を保護する施設に入れた。  彼は自分がいつ重い病気で死ぬかわからないまま成長していった。  膝枕係として美しい見た目の男性を探していたビッグブラザーに引き取られ、ようやくれっきとした医師の診断を受けられたが、特に問題がなく先天性の病気もないことがわかった。  その日から彼はビッグブラザーを「死の恐怖から救ってくれた」と強く慕うようになった。しかし、皮肉にもビッグブラザーのために死ぬことも覚悟するようになった。

病魔の影 1

 猛禽族と人間のハーフは筋力も魔力も弱く、さらには種族間の染色体の違いにより、奇形などの先天性の病気を持つことが多い。また、種族を超えたセックスを連想させ、奇異の目で見られることもある。  ロクサーヌは産まれて間もなくそういった子供たちを保護する施設に入れられたが、猛禽族によって運営されているその施設は医療水準が低く、彼の友達はすべて病魔に侵されて消えていった。そのためロクサーヌは自分も若くして死ぬと思い込みながら生きていた。

病魔の影 2

 死が間近にありながら、彼が真面目で大人しい性格に育ったのは天上への信仰心のおかげである。彼の両親は彼にたびたび祈りの言葉に満ちた手紙を送っていて、その手紙が彼を「良いおこないをすれば穏やかな世界に行ける」と信じさせた。  やがてロクサーヌはビッグブラザーに拾われ、人間の医師の診断を受けて内臓の奇形や先天性の病気が無いことを知る。だが、彼のように大人になれたハーフの例が少なく、寿命もわからないため「オーウェル」に入った後も念の為に定期的に医学的な検査を受けている。

受けた教育と頭の良さ

施設で育ったロクサーヌは施設内の子供たちで唯一健康だったので好きなだけ勉強ができた。しかし、いわゆる天然である。

種の特徴と元ネタになった猛禽類

元ネタ:ヘビクイワシ ヘビクイワシ種はスレンダーで背が高く脚が長い上、黒い頭髮が美しく睫毛が長い者が多い。そのためこの種の女性は人気が高い。だが攻撃性が高い傾向にある。その一方で一途な恋愛を良しとする文化もある。

名前の由来

「ロクサーヌ」は女性名だが、実は本名も女性名である。彼の父親が「名前と本人の性別が違うと死神を遠ざける」と、女性名で「遥」と名付けた。 ロクサーヌのようなハーフは死産や早死が多いためである。 彼の母親は小さな劇団で舞台女優をしていた。施設の人に連れられて初めて見た演目で母親が演じていたのが「ロクサーヌ」という女性だった。 その後「オーウェル」に入るには新しい名前が必要と知りとっさに「ロクサーヌ」と名乗った。 女性名を付けることで死神を遠ざけてくれた父親への感謝と、 気高く美しかった母親への憧れを込めて。

子供の頃の様子

えらく真面目な子で、クリスチャンではないが両親の手紙を真似て神と天国を信じ、良い行いを心がけている。 大人からすれば「言う事を聞く手がかからない子」だが、その一方で自立性は育ちにくく、依存傾向になる。齢8にして社畜精神。

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