名前

三橋直希(みつはしなおき)

お前には味方がいるって、ちゃんと思い出してくれればいい

キャッチフレーズ

誰もが憧れるスーパーヒーロー!

名言

お前には味方がいるって、ちゃんと思い出してくれればいい

紹介文

一年二組の生徒で爽太の幼馴染。 五年生の二学期までは冬丘小で過ごし、三学期から転校した夏城小で、風麻と立花達と仲良くなる。 仲間外れを嫌い、冬丘小時代はリーダーシップとカリスマ性で、周囲をまとめ上げるクラスの人気者だった。 爽太の憧れの人物の一人でもある。 夏城小で仲良くなった立花に片想い中だが、中学生になってから、何故か彼女に避けられている。

レーダーチャート
項目名 ポイント

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パーソナルデータ

性別:男

誕生日:4月27日

血液型:A型

クラス:一年二組→二年三組

担任は竹田先生。 男子の委員長を務めており、爽太や緑依風とは委員会で顔合わせする。 二年生からは緑依風や風麻と同じクラス。 三組の男子学級委員長を務めている。

部活:野球部

ポジションはセンター。 冬丘小では学外の野球チームに所属していた。 夏城小では野球専門の外部のチームが無かったため、様々な球技やスポーツを行うクラブに入っていた。 立花とはクラスが違ったが、そこで仲良くなったようだ。

家族構成:父、母、姉

野球好きの両親と、三つ年上の姉、望(のぞみ)との四人家族。 姉弟の名前を合わせると『希望』となる。 姉とは小さいケンカこそするが、仲は良い方。

外見的特徴

身長:159cm(一年)169cm(二年)

以前は爽太よりも大きかったのだが、現在は逆転している。 直希が小さいわけではなく、爽太が病気のこともあり、成長が遅れ気味だっただけ。

BMI:17.5(一年)20(二年)

内面的特徴

一人称:俺

趣味:野球観戦、風呂、人間観察、ファッション研究

実はオシャレ好きの直希。 姉が読む雑誌に載る、男性俳優の服装や、プチプラブランドでもかっこよく着こなせるものを考えたり、メンズ向け雑誌を立ち読みするなど、日々自分の求めるカッコよさを追求している。 そしてそれを着て、いつか立花とデートしたいと考えている。 また、運動して汗を掻いた後のお風呂も大好き。 スマホで動画を観ながら長湯しがちなので、姉に怒られている。

好きな食べ物:ハニートースト、牛丼、チキンソテー

ハチミツを使ったスイーツが好物。 ハニートーストには、バニラアイスも乗せ、ハチミツをたっぷりかけて食べる。 牛丼は、大盛り以上じゃないと足りない。

苦手な食べ物:赤飯、コーヒー、牡蠣

昔、姉に赤飯の小豆は実はダンゴムシと騙されて以来、真実を知ってもそれにしか見えず、気持ち悪いらしい。 コーヒーも同じく、コーヒー豆はダンゴムシを乾燥させて粉末にしたものだと教えこまれ、それをイメージしてしまうために飲めない。

好きな教科:体育、英語

スポーツは元々大好きだが、英語は使えるとカッコいいからと、意欲的に取り組んで勉強している。 書けるとカッコいいという理由で、英語の授業は筆記体でノートをとる。

苦手な教科:数学、家庭科

昔から計算に抵抗があるが、実は平均点70点台はキープできている。 家庭科は調理、裁縫共に苦手。

将来の夢:野球選手が無理なら警察か消防士

野球選手になれたらいいなと漠然と考えているが、現実的にヒーローっぽい職業、警察や消防士もカッコいいなとも思っている。

ショートエピソード

みんな仲良く!①

爽太の初めての友達でもある直希。 出会いは小学校に入学したばかりの、一年生の春。 一人、他の子と違う雰囲気を持つ爽太に、興味を持った直希だったが、入学式の次の日、担任の先生から爽太の抱える病や、これから一緒に過ごすために、気を付けなければならないことを聞かされる。 彼の大変な事情を知った直希は、ますます爽太に興味を持ち、彼とどうすれば友達になれるのか、一緒に遊べるのかを考え、母と姉の望に相談をした。

みんな仲良く!②

「日下くんができることを聞いてあげなさい」とアドバイスを受けた直希は、休み時間になっても教室で独りぼっちの爽太に、思い切って声を掛けてみた。 彼の寂しそうな姿をいつも心配していた直希は、爽太が簡単な運動ならできると知り、既に仲良くなった友達も誘い、爽太を迎え入れようとする。 最初こそ難色を示した友達だったが、「誰かを除け者にするより、みんなで遊んだ方が楽しいじゃん!」と直希に説得されると、爽太と一緒に遊ぶことを承諾。

みんな仲良く!③

これまで、自分達と違う爽太と距離を作っていた子達も、これを機に遊んだことで、爽太の良さを知り、彼を仲間と認めた。 直希はその日の放課後も、爽太と一緒に帰りながら、彼の話をたくさん聞き出し、爽太がこれからも自分達と遊べるように工夫すると決める。 そして、今まで友達がいたことが無いという爽太に、「俺がお前の友達第一号だ!」と宣言し、ケンカをしてもすぐに仲直りすること、意地悪をしないことを、指切りして約束させた。

幽霊になんかなるな!①

爽太と親友になってしばらく経ったある日、彼が体調不良により欠席する日々が続くようになる。 入退院も繰り返し、久しぶりに学校に来られたと思うと、爽太の姿は以前よりもやせ細って、弱々しくなっており、難しいことが理解できない直希やクラスメイトでさえ、彼の病状が良くないとわかるほどだった。 これまで爽太と仲良くなった、直希以外のクラスメイト達は、ふとした拍子に爽太を死なせてしまうのではと考え始め、距離をとるようになる。 その中で唯一、直希は爽太のそばに居続け、彼の親友を続ける気持ちでいた。

幽霊になんかなるな!②

とはいえ、直希も爽太の状態に対して不安は大きく、彼が生きてここにいることを実感し、安心したい気持ちで、爽太が登校してくると、毎朝抱擁して、彼の体温や存在を感じ、その恐怖を打ち消そうとしていた。 それを爽太に悟られないように、今まで通りを装い、元気に挨拶を交わしながら…。   しかし、図書室の帰りに何気なく話した会話で、爽太はこんなことを口にした。 「もし僕が幽霊になったとしても、直希は僕と親友でいてくれる?」

幽霊になんかなるな!③

その言葉を聞いた瞬間、直希は「そんなこと言うなよっ!」と爽太を叱る。 爽太自身は、その言葉に深い意味は無かったのだが、直希は爽太がもうすぐ死んでしまうと思い込み、怖かったのだ。 普段通りを続けていた直希こそ、誰よりも爽太が死んでしまうことを恐れていた。   直希は涙ながらに、爽太が死んでも親友であり続けるが、おじいちゃんになるまで生き続けて欲しいこと。二度とそんなことは言わないで欲しいことを告げ、彼の気持ちを理解した爽太も、もうそんなことを言わないと約束する。

学校は違っても①

爽太の病が完治し、彼が自分達と同じように元気に遊べると喜んだ直希。 だが、それから約一年半経った日、夏城町に念願のマイホームを建てると決めた両親から、冬丘から引っ越す話を聞かされる。 この地域では、高級住宅街の夏城、春ヶ崎に家を持つことはステータスでもあり、団地住まいだった三橋家の父親は、ずっとそのために仕事を頑張ってきたのだった。 また、年頃の姉は弟と同じ部屋から一人部屋がもらえることを大いに喜び、直希以外の家族は、引っ越しに大賛成だった。

学校は違っても②

しかし、冬丘から夏城に引っ越しするということは、小学校を転校しなければならないということでもあるために、直希は一人猛反対。 この先一生、誕生日にもクリスマスにもプレゼントはいらない。 一人部屋もいらないから、引っ越ししないでくれと父を説得するが、小さな子供の願いは叶わず、直希は家族と共に夏城へ行くことを余儀なくされる。

学校は違っても③

直希が転校することを反対する理由は一つ。 爽太と離れ離れになることだった。 爽太が直希を慕うのと同じくらい、直希も爽太を一番の親友と思っており、彼と毎日会えなくなることが、とても寂しかった。   「やっとたくさん遊べるって思ったばかりなのに……」   直希は爽太に引っ越しすることを告げ、爽太との別れを悲しむが、彼は泣きじゃくる直希に「会いに行くよ」と伝える。 直希は、いつもならまるで弟分のようだった爽太が、頼もしい姿を見せたことに驚きつつ、彼の言葉に勇気づけられ、元気を取り戻す。

学校は違っても④

夏城に引っ越すまでの日々を、二人は悔いの無いよう、めいっぱい遊んで楽しく過ごす。 そして、これまで爽太の見舞いに手紙を送り続けていた直希に、今度は爽太から手紙が送られる。 その手紙の最後に綴られた、爽太の言葉は、こんな文章だった。   「ぼくたちは、ずっと超超大親友だからね!!」   直希と爽太は、学校が離れても時々互いの家に行き来し、そして現在は同じ中学校に通いながら、友情を続けている。

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