名前

波多野由香里(はたのゆかり)

――でもさ、逃げたことは無いじゃない。

キャッチフレーズ

強く逞しい女性教師

名言

――でもさ、逃げたことは無いじゃない。

紹介文

夏城中学校に勤める女性教師で、この学校の卒業生でもある。 女子バレーボール部顧問。自身もバレー経験者で、ウィングスパイカーだった。 男勝りで、竹を割ったようなさっぱりした性格だが、生徒を想う優しさも持ち合わせており、若さも相まって人気者の先生。 一部の生徒からは「ぴょん」という愛称で呼ばれている。

レーダーチャート
項目名 ポイント

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パーソナルデータ

性別:女

誕生日:11月26日

物語開始当初(4月)は27歳。 二年生編11月で29歳となる。

血液型:B型

職業:中学校教諭

三年前から母校である夏城中学校に赴任してきた。 『ぴょん』というあだ名は、その当時のバレー部の生徒につけてもらった。 理由は、スパイクの手本を実演する際、うさぎのようにバネのあるジャンプを見せたことがきっかけ。 本人も気に入っており、入学式の日に、自らその愛称を生徒達に呼び勧めた。

専門分野:保健体育

家族構成:父、母、弟

高校までは春ヶ﨑町に住んでいた。 現在は別の場所で一人暮らし。 二つ下の弟は日本代表に何度も選ばれ、Vリーグでも活躍している波多野祐介。

外見的特徴

身長:174cm

一般女性としてはかなりの高身長だが、バレー選手としては低身長と評価されてしまい、身長が伸び悩み始めた頃は相当苦しんだ。

BMI:21

骨が太く、胸元も豊かである。 現在も鍛えており、筋肉もそこそこついているようだ。

内面的特徴

一人称:私

趣味:ジム通い、晩酌、犬の動画を観る

仕事が早く終わった日、休日はスポーツジムで体を動かしている。(主に水泳) 犬を飼いたいのだが、ペット禁止の賃貸マンションに住んでおり、動画を眺めて気持ちを紛らわしているようだ。

好きな食べ物:ブラウニー、コーヒー、たこわさび

ほろ苦いチョコレートブラウニーと、ブラックコーヒーの組み合わせがお気に入り。 酒豪であり、ビール、焼酎、ウイスキーを好むが、甘いチューハイはあまり得意ではない。 たこわさびの他にも、お酒に合う食べ物が好きで、得意料理も酒のあてになりそうな渋いものが多い。

苦手な食べ物:甘すぎる食べ物、寒天

糖度の高いスイーツは苦手だが、緑依風の父親が営む『木の葉』のケーキは、甘さが控えめなので、生クリームがあまり使われていないものを選んで食べている。 甘いチューハイは、ジュースと同じと思っており、酒を飲んだ気分になれない。 寒天系の食べ物(ところてん、琥珀糖、牛乳寒など)は、食感が嫌い。

好きな教科:体育、数学

体育はいつも5段階評価中『5』だった。

苦手な教科:特になし

最近の悩み:仕事が楽しくなってしまったこと

元々は、バレーボールの選手として活躍することを夢見ていた波多野。 だが、その夢を諦めることとなり、生きていくために特技を活かした、体育教師の道を選ぶことにした。 辞めたくなったら、また別の仕事を探せばいいと思いながら就いた職業だったが、ここ最近この仕事にやりがいや楽しさを覚え始め、特に今勤める母校からは、まだしばらく離れたくないと思っているらしい。

ショートエピソード

消えた天才プレイヤー①

バレー経験者の両親に、幼い頃からバレーボールの基礎を学んできた波多野。 小学生時代は弟と共にバレーボールクラブに入団。所属するクラブを全国大会初出場へと導き、準優勝を果たす。 中学生になれば、迷わず女子バレーボール部へ入部。 中1で166cmと恵まれた体格、高い跳躍力、力強さ。 誰もが波多野に将来を期待し、波多野自身もいつかオリンピックに出られる選手になりたいと、日々鍛錬を怠らなかった。

消えた天才プレイヤー②

しかし、ずば抜けたその身体能力は、いつしかチームメイトの士気を上げるどころか、劣等感を生み出してしまい、だんだんぎこちないものへと変化した。 15歳からは、18歳以下の選手が集まる強化選手に何度か選ばれるも、アキレス腱断裂、膝の故障、骨の成長に筋肉が追いつかない故の腰痛などに苦しみ続け、世界大会では大きな活躍は出来なかった。 高校はバレーの強豪校に進学したが、一年の秋頃から、これまで順調に伸び続けた背が止まりかけ、174cmから先の成長はできなかった。

消えた天才プレイヤー③

バレーボールの選手として、世界と互角に渡り合うには180cm以上の高さを求められるため、この時点で国を代表する選手に選ばれるには厳しい状態となってしまう。 決定打となったのは、波多野がキャプテンを務めた代が、『春高』と呼ばれる全国大会への連続出場を逃したことだった。 『春高』とは、バレーボールの甲子園ともよばれる程大きな大会。 かつて、波多野に今後の活躍を期待していた周囲の人間は、その場に出ることすらできなかった彼女を冷たく評価した。

消えた天才プレイヤー④

これ以上、選手としての将来は望めないと、長年抱いていた夢を諦めた波多野は、スポーツ系大学へ進学し、体育の教員免許を取得する道を選ぶ。 教師の道を選んだのは、これまでのバレー経験と、運動神経の良さを活かした仕事で、長く勤められそうだと思いついたのがそれだっただけで、特にこの職業に強い思い入れはなかった。 しかし、かつての母校へと赴任が決まり、彼女は今、その仕事にやりがいを感じ始めている。 大変な思いも多いが、生徒や同僚に恵まれ、充実した日々を送っているようだ。

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