大企業に勤めている。 出世意欲が高く、会社の業績に多く貢献し、若くして部長に就任。 部下のミスはすぐにフォローし、アフターケアもしっかりできることから、社内では頼れる上司として評判がいい。

妻の伊織との間に三人の男の子を設ける。 息子達には彼と同じく『麻』の漢字が使われている。 伊織と初めて出会った時は、伊織が高学歴で将来性のある人との出会いを求め、清楚でか弱いフリを演じていたため、あまりいい印象は無かったが、彼女の本性（気が強くてエネルギッシュな性格）を知って面白いと気に入り、和麻の方からアプローチをかけた。 子供達が寝静まった頃に、夫婦で晩酌するのが好き。

上背があり、骨も太い。 体重は重めだが、筋肉量のせい。 風麻や秋麻の骨格は和麻譲りで、二人も将来的にはガタイの良い体つきになるかもしれない。

休日は子供と公園に行って遊んだり、庭先でバーベキュー、日帰りキャンプするのが好き。 また、スキマ時間を見つけては、株のチェックをしている。

酒豪で、お酒に合う食べ物が好き。 肉も大好き。 ホヤ酢は宮城の実家に帰ると必ず食べる。

表面の粉っぽさと食感が苦手。

数字に強く、大学は経済学部だった。 英語も海外旅行に行っても困らない程度には話せる。

部活は真面目に取り組んでいたが、純粋にスポーツを楽しんでいたわけではなく、内申点を稼ぐためにやっていた。

過去の出来事から、謙虚でいることをモットーにしている。

少年時代の和麻は、表向きは人当たりの良い人物を演じながら、内心では自分の優秀さに自惚れ、常に相手を見下し嗤うような高慢で狡猾な性格だった。 本人はそれを悟られないよう、上手く立ち振る舞っていたつもりだが、彼の周りの人間はそんな和麻の本性を見抜いていた。 結果、彼は高校の卒業旅行に友人の中でただ一人誘われず、ショックを受けた。

その後、しばらくは人と接することを避けていたが、大学で新しい友人と出会い、共に過ごす内に、今までの自分では気付けなかった大切なものを見つけていく。 そして、これまでの自分の行いを深く反省し、考え方を改めるようになる。

息子達には、天狗になっていた自分のようにはなって欲しくないと思い、学校の成績にこだわり過ぎず、友情や優しさ、感謝の気持ちを大切にして欲しいと願っている。